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生理痛改善・PMS改善に、体幹トレーニングや毛細血管トレーニングの効果の考察
生理痛改善・PMS改善に、体幹トレーニングや毛細血管トレーニングの効果の考察
生理痛とは?
生理痛とは、女性が月経周期の一部として出現する強弱の痛み・不快感、月経が始まる数日前から月経中に腹部や下腹部で感じられる痛みです。
生理痛の原因として、子宮の収縮やホルモンの変化などが大きく関与しています。
個人差もありますが、月に1回の周期的に、女性を悩ませる痛みとなります。
生理痛の症状?
・痛みで寝込んで起きられない
・痛みが強く、通学・通勤が困難、不可
・市販の痛み止めが効かない
・不正出血
・生理の出血量が増加
・生理痛が急に生理毎に増強
・生理痛以外に吐き気や頭痛、下痢、下腹部痛などの症状
・貧血
強い生理痛の原因
1.子宮筋腫
子宮内にできる良性の腫瘍
2.子宮内膜症
子宮内膜が子宮外に広がってしまう状態
3.子宮内膜ポリープ
子宮内膜の一部が子宮内に腫れてできる病変
4.卵巣嚢胞
卵巣にできる液体で満たされた袋状の塊が影響
5.子宮の異常
子宮の形や構造、年齢、出産の有無による経血排出異常
6.精神的ストレス
ストレスによる自律神経バランスの崩れ
7.プロスタグラジンが過剰分泌
子宮が必要以上に強く収縮を起こし、下腹部や腰の痛みや胃痛や頭痛を起こす
PMSとは?
PMSは、月経前症候群の略称です。
これは、月経周期の一定期間(月経前3~10日)に、続く身体的・精神的症状を指し、これらの症状は、月経開始とともに解消ないし消失するものが、月経前症候群(PMS)と呼ばれます。
PMSの症状?
1.身体的症状
乳房の腫れ、頭痛、腹痛、腰痛、関節痛、むくみ腹部膨張感など。
2.気分の変化
イライラ、不安、抑うつ、情緒不安定、ストレス感など。
3.行動や感情の変化
食欲の変化、睡眠障害、集中力の低下、疲労感、自己評価の低下、自律神経症状全般、
月経前不快気分障害(PMDD)など
※これらの症状は、個々の女性によって程度や発現の仕方が異なります。
※一部の女性は軽度の症状しか経験せず、他の女性は症状が重症で生活に大きな影響を及ぼすこと症状があります。
PMSの原因
完全には解明されていませんが、
1.女性ホルモンの変動
排卵から月経迄の期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が過剰分泌され、黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激低下する影響
2.神経伝達物質・脳内ホルモンのバランスの変動
1の急激なホルモン変化により、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常の影響
栄養バランス・ストレスなどによる影響
とされています。
PMSは女性ホルモンの低下だけが原因ではなくその他にも多くの要因から起こるといわれています。
生理痛?PMS?診断方法は?
まず婦人科を受診しましょう!
上記症状が月経前に毎月現れ、月経開始後には和らぐことが特徴的ですが、症状が似ているPMDDやうつ病など精神神経疾患でないことを確認します。
日本では女性の約70~80%が月経前に何らかの症状があると言われています。生活に困難を感じるほど強いPMSを示す女性の割合は5.4%程度と言われていまが、思春期の女性ではPMSがより多いとの報告もあるとの事です。
治療法法の基本
まずは、しっかりと病院受診をして、医師と相談しながら治療を進めていく事が大切です。
安易に民間療法や、高額なサプリメント・高額商品購入などは控えるようにしましょう。
1.薬によらない治療法
症状日記をつけ病状を理解し把握し、対処をする事。
自分のリズムを知って気分転換やリラックスする時間をつくる
自分が心地良いと思えるようなセルフケアを探してみる。
カルシウムやマグネシウムを積極的に摂取
カフェイン、アルコール、喫煙は控える
仕事の負担を減らすこと
2.薬による治療
排卵抑制療法(排卵を抑える治療法)
排卵を止め女性ホルモンの変動をなくすことで症状が軽快
低用量経口避妊薬(OC、低用量ピル)や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)は少ないホルモン量で排卵を止める。
※これらの薬は副作用が少なく、服用している期間だけ一時的に排卵を止めるものなので、服用を止めるとすぐに排卵が回復しますので、その後の妊娠には影響を与えないとされています。
3.症状に対する治療法
痛みに対しては、鎮痛剤
むくみなどの水分貯留症状に対しては、利尿剤や抗アルドステロン療法
精神神経症状や自律神経症状に対しては、精神安定剤・選択的セロトニン再取り込み阻害薬物療法
漢方療法
投薬治療は、症状変化経過を医師に話して相談しながら治療を進めていく事が大切です。
受診のタイミングは?
生理痛で困っている際、病院に行くタイミングはいつがいいのでしょうか?
痛みが強く起こる事が多発するのは生理中ですが、病院では、出血が起きている生理中は行えない検査があります。婦人科を受診するタイミングは、基本的には生理中を避けた方が良いとされています。
しかし、生理痛がひどくて痛み止めが必要な場合や、生理の出血が止まらないなどの場合は、出血している期間に受診しても問題ありません。。
「生理痛がつらいな」と感じるなら、病気が原因の場合もあります。
早めに病院で検査をすることをおすすめします。症状が日常生活に支障が出るほどひどい場合は「月経困難症」と診断されることもありますので、市販の痛み止めや民間療法に頼るのはやめましょう。
検査や治療をどうしていくのか、まずは専門家の医師に相談しましょう。
生理痛改善に運動は有効か?
生理痛に対する運動の効果は、個人によって異なりますが、、運動が生理痛の症状を軽減するとされています。運動によって血液の循環が良くなり、筋肉の緊張が緩和されることで、生理痛の痛みや不快感が和らぐことに繋がります。
運動すると「エンドルフィン」という物質が放出、痛みの軽減効果があると考えられています。
※エンドルフィンは、脳や神経系で産生される化学物質の一種で、主にストレスや痛みの軽減に関与し、ランナーズハイやヨガポーズ後の感覚などに感じるリラックス感や幸福感の源として知られています。
なので、運動は生理痛改善に関係する事に繋がります。
どのような運動が良いの?
運動と言っても多種多様です。
運動の種類・強度・時間の他に、体質・症状・生活環境等で、運動効果は大きく相違する可能性もあります。
まずは、軽いストレッチやウォーキング、ヨガ等、軽度で継続の出来る運動が望ましいと思います。心拍数を増加する激しい運動は、逆に血液循環量の多大な変化により、症状を悪化させる場合がありますので、運動を行う前に医師や専門家に相談することは必須となります。
当院では、体幹トレーニング・血管トレーニングを推奨しています。
体幹トレーニングとは?体幹トレーニングをするとどうなる?
身体の中心部である体幹を強化するトレーニング方法です。
体幹は、骨盤から背骨を中から支える筋肉からその外周を支える周囲の筋肉などからなります。骨盤背骨を体の中から支える腸腰筋群を鍛える体幹トレーニングをすることで、
姿勢が改善、体幹バランスの安定性、さらに腹圧が安定向上し、子宮を含む内臓の位置関係がストレスのない状態を整える事になります。身体にストレスのない状態は、毛細血管から大血管までの血流がスムーズな状態にとなり、また必要以上の子宮収縮が起こりにくくなる可能性も大いにある為、経血も排出されやすくなるとされています。
体幹トレーニングには、婦人科でも指導があるような、様々な種類のエクササイズがあります。例えば、プランク、クランチ、バックエクステンション、サイドプランクなどが一般的です。これらは、日常生活での姿勢や動作の改善、怪我の予防、痛みの軽減などにも役立ちます。
しかし、トレーニングは、正しいフォームや適切なトレーニング量を守ることが重要で、ユーチューブ動画での自己トレはあまりお勧めしません。
トレーニングを始める前に、専門家のアドバイスをうけて、体の状態と相談しながら進めていくと良いと思います。
上記の事から、
つらい生理痛・PMSには、運動による姿勢改善、血流改善(血管トレーニング)が有効である可能性が高いと言えます。
婦人科受診していても、自己トレーニングしていてもなかなか改善されない方は、
当院で、EMS体幹トレーニング・MCC血管トレーニング・自律神経調整をお勧めします。
花月接骨院で可能な生理痛・PMSの改善治療方法
女性スタッフが専任で対応しますので、お気軽にご来院下さい!
- 体幹トレーニング
- MCC血管トレーニング
- 自律神経調整
上記の治療体験、詳しい治療説明を受けたい方は、LINE・TELにてご相談下さい!
悩みを解消して、心身共に動ける身体と元気な自分を取り戻しましょう!