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運動器不安定症を改善&予防しましょう! | さいたま市緑区・さいたま市南区・浦和区 花月接骨院

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運動器不安定症を改善&予防しましょう!

2022.10.06 | Category:

運動器不安定症

運動器不安定症とは?

 運動器不安定症という傷病名、皆さんまだあまりなじみがないですよね。。。

実は、運動器不安定症とは『高齢化に伴って運動器の低下をきたす運動器疾患により、バランスの能力及び移動・歩行能力の低下が生じ、閉じこもり、転倒リスクが高まった状態』と定義された病気で、平成184月に認められた新しい病名です。運動器とは、骨・関節・筋肉・靭帯などから構成され、日々の活動を行う重要な器官の事を指します。※日本整形外科学会参照

高齢者転倒防止

なぜ運動器不安定症が新しい病名として出来たの?

国民皆保険の日本では、健康保険を使用する為には、診断名が必要となります。

高齢化社会の到来ともに上記記載の症状の方が多くなった為、新しく『運動器不安定症』と診断名が作られ、この『運動器不安定症』と診断されると、医療機関において保険診療で運動器リハビリテーションを受ける事が可能となりました。※接骨院は対象外

私は、この新しい病名が出来たことは、高齢化社会が進んだことにより今まで『年齢のせいですね』と言われていた症状に病名がついたことになり,健康保険を使用し治療が出来ることになったのは、とてもよいことだと思います。

 年のせいと言われていて、自分で運動して下さいとなっていたことが、しっかり治療として出来るようになったのは、介護防止の為にも良い事ですよね!

運動器不安定症診断

運動器不安定症の診断基準は?

運動器不安定症と診断されるには、背中が後方や横方向に曲がっている、足に骨折が生じた穂後、骨粗しょう症、膝や股関節の変形性関節症、腰部脊柱管狭窄症、脊髄や筋肉神経の病気、関節炎、下肢の切断、長期の臥床後、頻繁転倒などの状態や病気になっている人や、以前になっていた人で日常生活がほぼ自立しているか、外出に介助を要する虚弱高齢者である必要があるとされています

 高齢化に伴って運動機能低下をきたす11の運動器疾患または状態の既往があるか、または罹患している者で、日常生活自律度並びに運動機能が以下の機能評価基準に該当する者

機能評価基準
 1 日常生活自立度判定基準ランクJまたはAに相当
 2 運動機能:1)または2
   1)開眼片脚起立時:15秒未満
   2)3m timed up-and-go(TUG)テスト:11秒以上

 

高齢化にともなって運動機能低下をきたす11の運動器疾患または状態

  • 脊椎圧迫骨折及び各種脊柱編変計型(亀背・高度腰椎港湾・側弯など)
  • 下肢の骨折(大腿部頸部骨折など)
  • 骨粗鬆症
  • 変形性関節症(股関節・膝関節など)
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 脊髄障害(脊髄症・脊髄損傷)
  • 神経・筋疾患
  • 関節リュウマチ及び各種関節炎
  • 下肢切断後
  • 長期臥床後の運動器廃用(長期間寝たきりであったもの)
  • 高頻度転倒者

注:日常生活自立度ランク
   J:生活自立   独力で外出できる
   A:準寝たきり  介助なしには外出できない

※参照 日本運動器科学会

 

高齢者転倒予防

どうすれば運動器不安定症にならないで済む?

人は誰もが年を重ねるとバランス能力が低下し、転倒しやすくなります。年を取ると健康の為に運動をしようとしてウオーキングやジョギングやジムトレーニングなどの身体を動かす運動しようとするのですが、身体を急に動かす運動しようとすると、運動器不安定症予備軍の状態だと、反対に運動する事により筋肉関節に負担がかかり身体を痛めてしまう事もあります。※ロコモティブシンドローム

なので、運動の前にするストレッチ(体を大きく支える為の筋肉)の運動と運動の後にするストレッチ(体を大きく動かしたために疲労した筋肉に対して酸素の供給と老廃物の除去)が、とても重要となります。

当院では、運動をする前後のストレッチ、最低30分は行いましょうと体幹トレーニング&ストレッチを推奨しています。

転倒リハビリ

高齢者になっても健康で元気な計活を続ける為には!

運動器不安定症にならないように、自分の身の回りのことは自分自身で可能な限り健康寿命を延ばすためには、運動が必須となりますが、今まで運動を長期間していなかった方が急に自分自身で運動をし始めると、ロコモティブシンドロームで『運動をする気はあるけど運動をすると逆に体を痛めて運動が出来なくなってしまう』という事になります。運動器不安定症と診断されたら、健康保険を利用できる社会になっているので、医療機関にて正しいリハビリテーションと指導を受けて元気な毎日を送れるようにするのが大切です。

 運動器不安定症と診断されないように、健康で日常生活を送れるようにするためには、日々のインナーマッスルストレッチ(体を大きく動かすための支える筋肉のメンテナス&強化)は必須です。

将来的に接骨院で運動器不安定症の診断がある方に対して、健康保険対象になると、多くの柔道整復師が世の中の為にお役に立てるのではと思うのですが、それにはまだまだ柔道整復師のスキルアップが必要かもしれません。。。

体幹トレーニング

インナーマッスル(体幹トレーニング)を心がけて予防!

インナーマッスルストレッチや筋力UPは運動器不安定症の予防には必須なことです。ついついさぼって自分自身で出来ない方は、当院でインナーマッスル強化のご相談にお気軽にどうぞ。