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血糖値スパイクとは?知らないと【隠れ糖尿病】【突然死リスク】もあるかもしれません
そろそろ春が訪れます。睡魔が実は病気かもしれません
寒さの厳しさが緩んできて暖かくなり始めると何となく睡魔に襲われやすくなりますね。
また、冬から春の季節の変わり目には、体調がおかしくなりやすくなります。
今回は
【食事後、急な眠気に襲われる】
【食事後、だるくなる】
【食事後、頭痛・吐き気が起こる】
春の症状に類似する体の病気サインの話。
【血糖値スパイクを知らない】
【健康診断で血糖値に異常があったことがない】
【健康だし太っていないから糖尿病とは無縁だと思う】
こんな方にこそ知ってもらいたい!
血糖値スパイクのお話です。
血糖値スパイクとは?
【血糖値スパイク】とは、糖質の過剰摂取によって血糖値が急上昇した後に急降下する状態を指します。
通常、血糖値は、緩やかに上下を繰り返しますが、この【血糖値スパイク】により乱高下を繰り返すことにより血管にダメージを与えてしまいます。
その結果、血管が傷つき【動脈硬化】を次第に引き起こし、脳梗塞・脳卒中・心筋梗塞など様々な【突然死】
につながる恐れがあります。
自覚症状は?
【食事後、急な眠気に襲われる】
【食事後、だるくなる】
【食事後、頭痛・吐き気が起こる】
の自覚症状は、インスリンの大量分泌で【低血糖】になると起こります。
しかし血糖値スパイクは、食後数時間経過すると正常な状態に戻る為、人間ドック等の健康診断では発見されにくいことも特徴です。
なので健康診断で【血糖値は問題なし】と診断されていた場合でも、血糖値スパイクのリスクは十分に存在します。
人間ドック等の健康診断では空腹時に計測するので、実際に食後どのくらい血糖値が上がっているかわからないからです。
血糖値スパイクチェック
□大食い、早食い
□炭水化物メインの食事が多い
□野菜を食べない食事が多い
□食事の時間がバラバラ
□食事の回数が少ない
□食後におやつをたくさん食べる
□やせ型で筋肉量が少ない
□糖質の多いものを一気に食べている
□食後、いつも眠くなる、だるくなる
上記に当てはまる方は、隠れ血糖値スパイクが起こっている可能性があるかもしれません。
知らない間に、血糖値スパイクを繰り返し、動脈硬化を引き起こし【突然死】にならないように、心当たりのある方は、病院等でまず検査を行うようにしてくださいね。
血糖値スパイクを起こさないための対策
血糖値スパイクを繰り返さないことが一番大切なことです。
そのための予防方法として、
・同じ食事量で、食事回数を増やす(朝・昼・夕+捕食2回程度)
血糖値の上昇下降が安定しやすくなる効果
・毎日同じ時間に食事をする
血糖値の上昇下降が安定しやすくなる効果
・ゆっくりとしっかり咀嚼して食事をする
ゆっくりよく咀嚼して食べることで、消化吸収のスピードが鈍化して
血糖値の急上昇を抑えやすくなる効果
・食物繊維をたくさん摂取する
食物繊維をとることは、血糖値の上昇が緩やかとなります。
食物繊維には【水溶性食物繊維】→腸壁に膜を作り吸収のスピードを抑える効果
【不溶性食物繊維】→大便の基となり、腸活にもつながる効果
※食物繊維は最初に食べるのがおすすめです。
食物繊維をとるようにすることを意識してみましょう!
血糖値スパイクの自覚症状チェックや検査をすることにより、
隠れ糖尿病や突然死リスクの予防と対策にもなります。
食後いつも眠くなる方や心当たりのある方。。。
春の眠気と生活スタイルの変わりやすい卒業入学入社時期
気をつけてみてください。
当院でも、簡単に取れる食物繊維を提案していますので、忙しくて食事が上手にできない方!
なかなか食事で食物繊維をとることが難しい方はいつでもご相談くださいね